
はじめに 「それって私だけ?更年期に増える”尿漏れ”の悩み」

ここでは尿漏れと更年期の関係についてのお話をします。
この記事を読むと、
- なぜ更年期が尿漏れを起こしやすい年齢なのか理解することができます
- 骨盤底筋の衰えが尿漏れの大きな原因になっていることがわかります。
また、私が尿漏れを初めて経験した時の体験談も綴っています。
共感や理解、お役立ていただけると幸いです。
尿漏れと年齢の関係 「40代から気をつけたい!更年期と尿漏れの意外な関係」
このブログを読んでいただいている更年期に差し掛かった方、更年期真っ只中の方は、
「更年期は尿漏れを起こしやすい」ということが痛いほど理解されているのではないでしょうか?
私もその一人。
また、20・30代の方は、「40・50代になると尿漏れを起こしやすくなる」と思っていて、
漠然と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どの年代の方も同じように感じている「更年期は尿漏れを起こしやすい」は正解です。
では、なぜ更年期は尿漏れを起こしやすいのでしょうか?
更年期(閉経前後10年)で尿漏れが起こる原因は、結論から言うと
- 女性ホルモンが減少するから
- 骨盤底筋が衰え、ゆるむから
の2つになります。
原因①:女性ホルモンの減少 「女性ホルモンの減少がもたらす尿道のゆるみとは」
まずは女性ホルモンの減少について詳しく説明します。
このグラフをご覧ください。

10代後半から20代〜40代:女性ホルモン(エストロゲン)は高く安定して分泌されています(相対値90〜100)。
40代以降:分泌量が徐々に減少し始めます。
50歳前後(更年期):大きく低下し、20〜30程度まで落ち込みます。
60歳以降:分泌量はさらに低くなり、相対値10程度に。
このグラフは、年齢別に女性ホルモンの分泌量の変化を示したグラフになります。
思春期になり月経が始まると、女性ホルモンの分泌量は徐々に増加していきます。
20歳ころから40歳くらいまでは分泌量が最も多く、かつ安定して分泌されます。
40歳あたりを境に徐々に分泌量が低下していき、50歳前後つまり更年期に差し掛かるあたりで
分泌量はごくわずかなところまで低下していきます。
この女性ホルモンの分泌量が徐々に低下していく時期が、皆さんご存知の通り更年期です。
この更年期では、女性ホルモンの減少により体調が変化します。
身体的な症状では、
- ほてり 発汗
- 動悸 めまい
- 便秘 など
精神的な症状では
- イライラする うつ気分
- 眠れない 怒りっぽい
などの症状が現れます。
これらの症状は、総じて更年期障害の症状と診断されます。
様々な症状が現れる更年期障害ですが、実は尿漏れもあるんです。
尿漏れは女性ホルモンの減少により次のような原因で起こると考えられています。
- 尿道組織のハリがなくなり、尿漏れや頻尿を感じやすくなる
- 月経周期に合わせて開閉していた骨盤が閉経を迎えることで開いた状態になる
尿道組織のハリがなくなり、尿漏れや頻尿を感じやすくなることについて
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
そして、エストロゲンの働きの一つとして、コラーゲン産生を促すという働きがあります。
ということは、
エストロゲンの分泌が少なる → コラーゲンが作られにくくなる
ってことになります。
コラーゲンが作られなくなると、肌のハリがなくなる。
当然、尿道組織を含むその他の組織もハリがなくなる。
このような原因により、尿漏れが起こりやすくなります。
月経周期に合わせて開閉していた骨盤が閉経を迎えることで開いた状態になることついて
更年期に入ってくると、女性ホルモンの減少とともに閉経を迎えます。
それまで月経の周期に合わせて開閉してきた骨盤が、閉経に向かって開いていきます。
それは、妊娠・出産の役割から解放されるためといわれています。
そして骨盤が開いた状態が続くと、骨盤底筋が伸びやすくなり筋力が弱まります。
この骨盤底筋は、膀胱や子宮など内臓を支える役割を果たしている筋肉で、
この骨盤底筋が伸びて弱まることで尿漏れを起こしやすくなってしまします。
原因②:骨盤底筋のゆるみ 「骨盤底筋の衰えが引き起こす“ちょい漏れ”の理由」
次は骨盤底筋の衰えとゆるみについて解説します。
先ほどの解説のなかでも触れました骨盤底筋ですが、閉経により弱まるとお伝えしましたが、
さらに加えて、加齢により筋力が低下することでももちろん緩みます。
閉経や加齢により、膀胱や尿道を支える役割をしている骨盤底筋がゆるむと、尿道を閉じる力が弱まります。
弱まってしまうと結果、尿道の開閉コントロールがうまくできなくなり、尿漏れしやすくなります。
さらに骨盤底筋は内臓を支える働きもしています。
骨盤底筋が弱まると、内臓を支えられなくなり、一番下にある膀胱がその上の臓器に圧迫され、
尿漏れや頻尿を起こしやすくなります。

私の体験談 「私もそうだった!40代後半で感じた違和感と初めての尿漏れ体験」

ちなみに私の場合・・・
尿漏れを初めて経験したのは、49歳!世間でいう更年期。
くしゃみをしてお腹に力をいれた瞬間でした。
尿漏れを機に、自分でも骨盤底筋がゆるんでいることに気づき始めたのもこの頃。
臓器が下がってきているかのような膀胱を圧迫している感覚があって、
何とも言えない不快感が下腹部や尿道口にずっとありました。
更に、膀胱炎を何回も繰り返し再発していました。
出産経験は3回あるものの、産後の尿漏れは一度もなかった為、
何も対策や予防もしてこなかったこと今更ながら後悔しています。
まとめ 「尿漏れ対策のカギは骨盤底筋!更年期こそ始めどき」
なぜ更年期が尿漏れを起こしやすいのか?の答えとしては、以下のようになります。
女性ホルモン減少で
- 尿道にハリがなくなり尿漏れしやすくなる
- 骨盤が開くことで骨盤底筋が伸びて弱まり尿漏れが起こる
- 加齢により骨盤底筋の衰えゆるむことで尿道を閉じる力が弱まり尿漏れが起こる
- 内臓を支えられなくなり、膀胱が上の臓器に圧迫され尿漏れが起こる
こうして更年期に尿漏れを起こす原因を知ると、女性ホルモンの減少と加齢のダブルパンチを
骨盤底筋が受けてしまっているってことがわかります。
尿漏れを何とかしたいと思うなら、この骨盤底筋を意識してケアすると良さそうです。
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